性感染症とは
性感染症(せいかんせんしょう)とは「セックスなどの性的な行為によって感染する病気」のこと。
性暴力を受けて、「もしかしたらワタシ…」と思ったら、まずは「さくらこ」に相談して。放っておくと、不妊症になることも。
ほとんどの感染症は検査をすればわかっちゃうんだ。万が一うつってしまっても早く発見して、きちんとした治療をすれば大丈夫。安心してね。産婦人科で診察してくれるよ。
「さくらこ」では、安心して診てもらえる医療機関も紹介しているから気になることがあったら、まずは相談してね。
普通のセックスでも、うつっちゃう。
性感染症は、性器だけでなく、口や肛門からもうつるんだよ。コンドームをつけていれば安心!とは思わないでね。
彼が喜ぶから…と思っても、自分の身体は、自分で守る!
性感染症の予防って?
コンドームなどを使おう!
コンドームを使うことが、一番カンタンな予防法。使用法をまもって正しく使えば、大丈夫。 また、フェラチオもコンドームを使わないと感染症がうつってしまうことがあるから要注意。
彼が望むから…なんて甘やかしちゃダメ
セックスをしない
いちばん安全で確実な予防法はセックスをしないこと。そんなのムリ!って思ったとしても、確実に感染していない「特定のパートナー」としかセックスをしないことも予防法になるから、ちゃんと考えてね。
性感染症の特徴的な症状
性器クラミジア感染症
(女性の場合)
- 初期のおりものや軽い下腹部の痛み程度で、症状はほとんどない
- 進行すると不正出血や性交した時の痛みがある
- 不妊の原因になったり、妊娠中だと早期流産になってしまうこともある
(男性の場合)
・尿道の違和感や排尿痛 がある
淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)
(女性の場合)
- 初期におりものが増える、熱が出る、下腹部の痛みが出る程度で、症状はほとんどない
- 不妊の原因になることもある
(男性の場合)
・強い排尿痛や尿道から膿が出る
尖圭(せんけい)コンジローマ
(女性の場合)
- 外陰部(がいいんぶ)、膣(ちつ)、肛門のまわりに薄ピンク色のイボができる
- イボの数が増え鳥のトサカのようになる
- かゆみや軽い痛みを感じる程度で、自覚症状はほとんどない
(男性の場合)
・性器や肛門周辺にイボができる
性器ヘルペス
(女性の場合)
- 大陰唇(だいいんしん)や小陰唇(しょういんしん)から、膣前庭部(ちつぜんていぶ)、会陰部(えいんぶ)にかけて水疱(すいほう)(水ぶくれ)や潰瘍(かいよう)(できもの)ができる
- 太もものリンパ節のはれや痛みがあり、子宮頚管(しきゅうけいかん)や膀胱(ぼうこう)まで感染が広がることもある
(男性の場合)
・性器や口唇周辺の皮膚、粘膜に水ぶくれ、強い痛みや発熱がある